僕の今までの人生は 自分より強い人間を自分なりにケチョンケチョンにするがテーマだった
すごいくだらない 物凄く駄目なテーマだ 結局そのテーマは自分の中で完遂されたので一応の終了を見せた

それは今までの僕にとってとても大きな使命で生きる意味だった
僕はそうしていかないと生きて行けなかった 自分より大きなものを否定して 自分を肯定して そして僕は駄目だけど駄目じゃないんだ と根拠の無いことを 根拠があるように見せていた
しかし どうだか? そんなこと何の意味もなかった いや それによって無理やり生きてたわけだから それなりに意味はあったのかもしれないのだけれど でもやっぱり意味はなった
人を殺して 自分が生きぬくなんて事 何の意味があるのか? 自分だけを肯定して生きてゆくことに何の意味があるのか
十人十色なんて 人の考える事はその人それぞれだ 正しいことなんて無い
それが悪でも それが正義であっても 正しいことは正しい 意見は分かれてもどちらも正しいことだってある

否定するなんて事はとても簡単なことだった 僕はどんな意見でも否定できた どんな正しいといわれる意見でも自分が違うと思えば否定した
でも違う 自分が他人を否定することは それはまた自分自身も否定されるという事なんだ
大人が嫌いだったんだ いつも自分が正しいような顔して 僕を否定したから…
いじめられっこ体質だったし 体操も出来なかったし あんまり頭も良くなかったし 僕はよく人から茶化されてた
だから自分以外の人間の考えを否定するようになったんだと思う

本当はどうすれば良いかわかってる でもそれをすると自分が保てなくなる
また違った意識が湧き上がり とても苦しくなる
だから今は何も考えずそのままでいる どんな言葉にも笑顔で答え自分を出さないでいる
それも正しいんだと思い込んで 今はいる